ビジネス向け 飲食店を始める時の準備とポイントとは?<後編>
こんにちは、レンタルキッチンスペース パティアです。今回は飲食店を始めるときの準備とポイント後編です!
前編はコチラ
前編では、飲食店を始める時にはまず理想に近い物件を見つけることが大事であるということをお伝えしました。ただ、物件が決まり料理が作れるというだけで飲食店の開業はできません。他にはどのような準備が必要になるのでしょう。飲食店開業までに押さえておかなければならないポイントを拾い出しておきましょう。
■目次
・飲食店を開業する前にレンタルキッチンで腕試しをするのがおすすめの理由とは?
・飲食店を開業する際にメニューを作っておくことが重要な理由とは?
・飲食店を開業する際に必要な開業手続きの種類とは?
・飲食店開業の際に仕入れ業者を選定しておくことが重要な理由とは?
・飲食店を始める時の準備とポイント<後編まとめ>
飲食店を開業する前にレンタルキッチンで腕試しをするのがおすすめの理由とは?
ある程度料理に自信がある方でも、開業前には一度レンタルキッチンでの腕試しをしておくことをおすすめします。いわゆる、プレオープンという形です。
身内に料理をふるまうのと、お客様がお金を払って対価として料理を提供するのとは別物です。他の店舗での経験がある方でも、実際の現場でやることで設備や配置の不備・接客やオペレーションの改善点というのが見えてきます。
スタッフ視点だと問題なく思えても、お客様の視点からだとまた違った発見もあります。むしろオープン後の成功のカギとなるのはお客様の視点です。
オープンに向けてさまざまな方にお世話になっています。プレオープンはこの方々へのお礼にもなるのです。宣伝活動の一環にもなるので、ぜひレンタルキッチンでの腕試しを行ってみて下さい。
飲食店を開業する際にメニューを作っておくことが重要な理由とは?
飲食店を開業する前にメニューを作っておくことが大事になります。どのような商品や、どのような内容のメニューを提供するのか決めておかなければ、事業計画が作れないからです。
また、メニューの内容は物件選び、必要な設備の設置などにも影響してきます。メニューが決まれば販促のチラシ、メニュー表、サンプルなども準備しなければなりません。
もちろんメニュー作りは「メニュー開発」という形で続けていかなければなりません。美味しい料理でも毎日同じであれば飽きてしまいます。長く続いている飲食店ほどメニュー開発には力を入れています。
趣味や道楽ではない飲食店でやっていく以上は、そのメニューを作るための食材が安定して仕入れられるかどうか・提供されるまでにどの程度の時間がかかるかも考えておかなければなりません。開業してから慌てることが無いよう準備しておきましょう。
飲食店を開業する際に必要な開業手続きの種類とは?
飲食店を開業する場合、まず必要になるのが2つの資格です。一つ目は食品衛生責任者の資格で、店舗に一人は必要となります。二つ目が防火管理者の資格で、こちらは収容人数が30名以上の店舗に限られます。いずれも講習だけで取得できる資格です。
次に、届け出には何があるのか見ておきましょう。まず保健所には飲食店営業許可の申請を出さなければなりません。これは全店舗が対象となります。
消防関係では、30名を超える店舗なら防火管理者選任届を消防署に出さなければなりません。また、すべての業種で防火対象設備使用開始届を出さなければなりません。さらに熱風炉・厨房などを使う場合、火を使用する設備等の設置届も必要です。
警察署関係では深夜における酒類提供飲食営業開始届、風俗営業許可の申請があります。
税務署には個人事業の開廃業等届出書や所得税の青色申告承認申請書、労働基準監督署には労災保険の加入手続き、公共職業安定所には雇用保険の加入手続き、日本年金機構には社会保険の加入手続きなども必要になります。それぞれの要件に応じた手続きを忘れないようにしましょう。
飲食店開業の際に仕入れ業者を選定しておくことが重要な理由とは?
飲食店を開業する際に、仕入れ業者を選定しておくことは重要なポイントとなります。その理由の一つは、仕入れは原価率に直結するからです。
食材を仕入れて調理し、料理としての値段を付けますが、料理の値段に対する材料費の割合を原価率と言います。飲食店でメニューを作成する場合、原価率は常に頭に置いておかなければ収益を出すことはできません。即ち、食材にかける原価率を抑えることが大事になります。
同じ物を仕入れる場合でも、仕入れ業者によって仕入れ価格は異なることもあります。その場合は少しでも安く仕入れることができる仕入れ業者を選定することが大事になります。
また、仕入れは料理の質を左右するというポイントもあります。新鮮で質のよい食材を仕入れるには、卸売業者や小売業者以外にも、市場や通販などさまざまな方法があります。
調理して提供した料理は、実際にお客様の口に入ることもあり安全性も大事になります。料理の質はお店の評判にも直結するため、質のよい安全な食材を仕入れることができる仕入れ業者を選ぶことは極めて重要です。
飲食店を始める時の準備とポイント<後編まとめ>
飲食店を開業する前に行っておくことの一つにレンタルキッチンでの腕試しがあります。これを行うことで、接客や設備などの改善点も見えてきます。メニューを作っておくことも大事です。どのような内容のメニューにするのか決めておかなければ、事業計画が作れないからです。開業するにあたっては、保健所・消防署・警察署・税務署・労働基準監督署・公共職業安定所・日本年金機構などに対し、要件に応じた手続きが必要になります。飲食店で提供する料理の質はお店の評判にも直結します。そのため質のよい安全な食材を仕入れることができる仕入れ業者を選ぶことは極めて重要です。飲食店を始める場合、以上の点を怠らないようにしっかりと準備しておきましょう。
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